「自分の市場価値を上げるために3次元CADの世界へ」ナノテク・インターナショナル株式会社 高岡舞さん

「自分の市場価値を上げるために3次元CADの世界へ」ナノテク・インターナショナル株式会社 高岡舞さん


今回お話を伺ったのは、ナノテク・インターナショナル株式会社の高岡舞さん。

現在のナノテク・インターナショナル株式会社は立ち上げ段階で、各製品の技術開発を進めている状態です。今後はモーターを軸とした磁気、及びレーザー光線を活用した省エネ製品群の開発から製造までを担っていきます。

高岡さんはその中でも製品開発シニアマネージャーとして、製品開発における部下の指導及び育成をご担当されます。会社がある岩手県北上市にお住まいで、2人のお子様がいらっしゃる高岡さん。プライベートは大切にしつつも仕事への姿勢、一般的に理系の男社会なイメージの製造業で、女性としてどう活路を見出してきたのかを中心に伺いました。

―現在のお仕事を選んだ経緯を教えてください

もともとはメーカーの製品開発・設計開発をしていたのですが、リーマンショックが起きて仕事を辞めざるを得なくなってしまったんです。そこで初めて、現在の自分の市場価値についてじっくり考えることになりました。その結果、手に職をつけないといけないという結論に至り、高校生・大学生・企業に3次元CADデジタルエンジニアを育成する講師の道に進むという決断をしました。

3次元CADはこれからの製造業には必要不可欠なツールで、その他にも3Dプリンターや3Dスキャナーといった3次元ツールの指導及び推進を行ってきました。

そんな経緯で講師をしていた時に、取引会社を通して現在の会社が新事業の立ち上げをするために技術開発からのスタートとするとお声を掛けていただき、「自分の最期の転職先だ」という気概で現職に就いています。

―お声が掛ったということは、市場価値を上げることに成功されたということですね!3次元CADって一般的にとっかかりにくいイメージがありますが、実際はいかがですか?

操作が複雑なものももちろんありますが、小中学生でも使えるくらい覚えると意外とすんなりできる操作性のタイプもあるんですよ。
高岡さん2

―そうなのですか!製造業というと理系のイメージがありますが、実際はいかがでしょうか。

私自身、理系ではありません。製造業が大手になると、研究開発部門に力を入れているので理系のイメージが強くあるかと思います。「手に職をつけられる」、「選べる職の幅が広い」という点では理系は有利かもしれませんが、だからといって文系が全くダメなことはありません。

ひとえに製造業といえども求められるスキルが違いますので、文系でも自分の持っているものを生かしていくことや、自社で作っているモノに興味を持ち、自分が作ったものが世界の人たちに生かせられているということに喜びを感じることができます。

―理系であることにこだわらなくても自分を生かせる場、というのはあるのですね!高岡さんご自身、仕事の中で「これは誰にも負けない」と思う点はありますか?

私の専門分野でもあります、3次元デジタルエンジニアというところです。今回、技術開発という一からのスタートとなりますが、前職での経験を生かせる職場に出会えたと感じております。

―3次元デジタルエンジニアとして、仕事に欠かせないアイテムはありますか?

やはり、3次元CADですね!3次元CADデータを中核とし、様々な工程で流用していくことができるので組織の「肝」となります。

と言うのも、3次元CADのデータは、設計者だけが使うものではありません。企画、設計、製造などの各部門でも使うことで意思疎通が円滑になり、手戻りを減らすこともでき、結果的に開発期間の短縮、開発コストの削減が期待できるのです。

―エンジニアだけのものではないのですね!製造業やエンジニアというと、男性が多い職場だと思いますが、うまくやっていく秘訣など何かありますか?

まだまだ男性社会ではありますが、そんな中で女性が活躍する場も、大変多くなってきております。男女問わず、職場での人間同士のパワーバランスから生まれる対立や矛盾、感情のぶつかり合いはもはや自然なことです。

まずは、
1.相手の話をよく聴くこと
2.相手の考え、行動を認め、支持すること
3.相手の答えと行動を引き出すこと

この3つのスキルを身に付け、コミュニケーションを図ることにより、相手との信頼関係を築きながら、仕事を円滑に進めて行くことができると思います。

―なるほど…高岡さんがいかにコミュニケーションを大切にされているかがわかります。実際に女性であるからこそできたことなどありますか?

製造業は肉体労働だけではないので、女性ならではの市場ニーズを掴んだり、アイディアを出せたりすることは重宝されますね。女性特有の細やかさが生きるところです。働きやすい環境を整えたり、自社の魅力を発信する立場になったりすることも、やはり女性の得意分野です。

―様々な側面で活躍ができるということが良く分かりました。高岡さんの今後の目標などお伺いしてもよろしいでしょうか?

今後は製造業離れをしていく若者、女性たちへ製造業の魅力を感じてもらえるように、当社の先端技術を元に指導を行っていけたらと思っています。

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