キッチン用品にはこだわりたい。職人がつくる”至高の逸品”のご紹介

キッチン用品にはこだわりたい。職人がつくる”至高の逸品”のご紹介


一人暮らしを始める時、結婚した時、引越しをした時…。そういった人生の転機ともいえるタイミングでは、キッチン用品も新調する方も多いのではないでしょうか。

近年では100円ショップでも包丁やまな板が販売されていたりと、低コストでも十分に必要なものを揃えることができますが、今回はあえて「細部までこだわり抜かれた、職人の作るキッチン用品」をご紹介したいと思います。

本当に良いものは、大切に使うことで月日を重ねるほどにあなたの生活に馴染んできてくれます。あなたやあなたの大切な人との生活を毎日支えてくれるキッチン用品に、職人の作る“至高の逸品”を選んでみてはいかがでしょうか。

 

食を支える大切な相棒。職人がつくるこだわりのキッチン用品

1.岐阜県「woodpecker」のいちょうのまな板

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(出典:woodpecer)

岐阜県のwoodpecker(ウッドペッカー)は、”木製品のある日常は毎日をより大切にていねいに暮らすことができる”と考えている木製品メーカーです。自然由来のやさしさや温もりを感じられる製品を、ひとつひとつ手作りで製作しています。

そんな「woodpecker」の代表的な製品が「いちょうのまな板」です。ではなぜ、数ある木材の中でもまな板にはいちょうの木を使うのでしょうか。

まず第一に、いちょうの木は適度に油分を含んでいるためです。天然の木材であるのに水はけが良く、乾きが早いため使いやすく、天然の抗菌力も相まってカビが生えづらいといいます。また、いちょうは弾力があるため復元力が高く、包丁の傷は自然に修復していきます。目立つ傷がある時は削って修復できるというのも天然木材ならではの特徴です。

つくり手の福井賢治さんの家系は代々、木材関連の仕事をしていて、木の持つぬくもりや癒しの効果を熟知している職人です。その使い心地の良さから、プロの料理人からも大きな支持を得ています。

料理には技術はもちろん、道具の良し悪しや、作り手の想いも味に大きく関わるといわれていますよね。料理の始めに食材を”受け止める”まな板には、こんな風に優しさやぬくもりのある物を選んではいかがでしょうか。

2.東屋の「鎚起銅器のやかん」

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(出典:CLASKA)

古きよき日本の「道具」を、現代の生活にマッチするようなデザインを手掛ける東屋(あづまや)が、新潟の伝統工芸・鎚起(ついき)銅器の職人さんと製作したのが銅之薬缶です。

鎚起銅器は使い込むほどに飴色に変化していき、年を増すほどに深みのある美しい色合いになります。

また銅は熱が伝わりやすく、抗菌や塩素分解の効果もあるため、お湯を沸かす道具の素材には最適なのだそう。そしてこの「銅之薬缶」は安定感や注ぎやすさがより追求され、素朴な佇まいながらも計算しつくされたフォルムになっています。

最近ではお湯を沸かすのには電気ポットやケトルを使うのが一般的となっていますが、鉄や銅のやかんを使って沸かした場合の方が、圧倒的に口当たりが良く、丸みのあるようなお湯に仕上がります。お家で頂くコーヒーやお茶がいつもより一層美味しく感じることでしょう。

3.石川県の「山桜のバターケース」

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(出典:STYLE STORE)

石川県の伝統工芸「輪島塗」の木地を扱っている四十沢(あいざわ)木材工芸の職人さんによって作られたバターケースです。無垢の山桜を丁寧にくり抜いて作られています。

バターケースは通常、器の中にバターを入れるタイプのものが多いですが「山桜のバターケース」はバターの上から蓋をかぶせるような設計になっています。このような仕様にすることで、酸化を抑えることができるのです。

バターが頻繁に冷蔵庫から出し入れされるということを考慮し、断熱性のあり温度変化にも強い山桜を素材に使用しています。また、バターを買ったときに一部を切って冷凍庫に保管できるようにケースのサイズは3種類あります。

天然素材の製品には「良いものというのは分かるけれど、お手入れが大変。使い勝手が悪い」などというイメージを持たれてしまいがちです。しかし、最近では職人さんは現代のキッチン事情にもしっかり対応して、普段使いができるようにこだわりを持ってつくっているのです。

4.くりの杓文字

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(出典:大久保ハウス木工舎)

長野県大久保ハウス木工舎は、木材を鉋(かんな)で削っただけで作るキッチン用品が有名な工房です。やすりも使わずに作り出されてるなめらかなカーブは、まさに職人技です。

中でも特徴的なのが「栗の杓文字」。この独特な形は、“ご飯をよそう”、”お椀によそう”という行為を最もスムーズにできるサイズ感を追求した結果、たどり着いたといいます。ごはんだけでなく、チャーハンやパエリアも取り分けやすくなるように改良が重ねられているそうです。

素材として「栗の木」とを使用しているのも、様々な木材で実験して行きついた結果です。日本建築の土台にも使われるような、丈夫で湿度に強い木材なため、ご飯粒がつきにくく手になじみやすい理想的な杓文字になるのだそうです。

他にもポテトサラダの芋をつぶしたり、離乳食をつくったりする際にも使うことができます、実際に使った方から次々に「使いやすさにびっくりした」という声が寄せられています。一度使ったら手放せなくなってしまいそうですね。

5.パン切り包丁

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(出典:志津匠)

700年の歴史を持つ刃物のメッカ・岐阜県の志津刃物製作所が展開している、女性のためのナイフブランド「pomme(ポム)」のパン切り包丁です。

しなやかでほどよい長さの「女性の手に合う、優しい雰囲気の包丁」は意外とないのでは、ということから生まれたという「pomme」シリーズ。その中でも「パン切り包丁」は特に手に馴染む、卓上でも使いやすい、と評判の逸品です。

「pomme」のパン切り包丁には2種類の波刃が使われています。先の尖っている方は固いパンを切り込むときに、手前の緩やかな方は柔らかいパンをスライスするのに適していて、使い分けることができるのです。

丸みのある見た目とは裏腹に、優秀なキレ味を持っている「pomme」のパン切り包丁。これまでにない感覚でスムーズに切ることができ、パン屑が出るストレスからも解放されます。包丁自体が優れているのはもちろん、パッケージもかわいらしいデザインなので贈り物にもぴったりです。

職人の徹底したこだわりで、食生活をもっと幸せで豊かに

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今回ご紹介した物は安価で手に入るものではありませんが、選び抜かれた素材と職人の高い技術力が結集したものなので、価格以上の価値を感じることができるに違いありません。

これからの生活を長く共にしていけるような、こだわりのキッチン用品を生活に取り入れてみませんか?

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